穀雨
降り注ぐ雨は天からの贈り物 野にも畑にも活気が訪れる
春の雨は、作物にとって恵みの雨。穀物の成長に欠かせない雨がたっぷりと降り注ぐころのことを「穀雨」といい、種まきの好機としてきた。
雨は人々の生活にとってとても銃であったため、この時期の雨には様々な呼び名がつけられている。
例えば、菜の花が咲くころの雨を「菜種梅雨」、5~6月にフル梅雨に似た飴を「迎え梅雨」、花よ咲けと急かせるような雨を「催花雨」(さいかう)、春の長雨を「春霖」(しゅんりん)と呼ぶ。
【植物・生き物】
芝桜
地面を覆いつくすように密生し、咲き誇る様子は、まるで花のじゅうたんを敷き詰めたよう
ツツジ
日本では古くから園芸品種として、多くの品種が生み出され、白、ピンク、赤、斑入りなどがある
【風習・習わし】
雪の大谷
雪に覆われていた立山黒部アルペンルートが、4月下旬~5月下旬に開通。10mを超える雪の壁は圧巻
《季節のレシピ》
アサリの旨味をシンプルに
アサリの酒蒸し
■材料:作りやすい分量
アサリ…300g
酒…大さじ3
塩…少々
薄口醬油…小さじ1
大葉…3枚
三つ葉…1株
■作り方
①アサリは塩水(分量外)につけて砂抜きをし、流水でよく洗う。大葉は千切り、三つ葉はザク切りにする。
②フライパンにアサリ、酒、塩を入れ、ふたをして強火にかける。アサリの口が開いたら薄口賞を加え、軽く混ぜる。
③器に盛り、大葉と三つ葉を散らす。
七十二候
葭始生
「あし、はじめてしょうず」
水辺の葭(あし)が芽吹き始めるようすは、まるで牙のようであることから「葦牙」(あしかび」と呼ばれる
霜止出苗
「しもやみて、なえいずる」
温かさが増し、霜も降りなくなり、苗が青々と育つ頃。田植えの準備が始まって農家は活気に溢れ始める
牡丹華
「ぼたん、はなさく」
百花の王とされるボタンが咲くころになると、春もいよいよ本番
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