うるう年
うるう年のできるわけ
1日は地球が1回転(自転)する長さ。1年は地球が太陽の周りを一周する(公転)長さのこと。
1年の長さは正確には、365.24219日だそうです。
暦では1年は365日だから、残りの0.24219日、時間にすると6時間分ぐらい余ってしまうんです。
そんなわけで、1年を365日のままにしておくと、4年で1日、100年で24日、400年で約97日もズレると、暦は4月なのに実際は真冬、なんてことになってしまいます。それって大変ですよね。
なので、暦の日付と実際の季節がズレないようにするために、4年に1日「うるう日」を足していくんです。この年は、1年間が366日あります。
でも、4年ごとに1日足していくと、今度は4年間に、0.0321日分、暦が進んでしまうので、400年に3回、うるう年を減らさなければならないのです。
「うるう」ってどういう意味?
暦で1年の月数や日数が普段よりも多い、という意味なんです。
うるう年」を漢字で書くと「閏年」となります。
閏の語源は、字を見れば、「門」と「王」からできています。
それは王が門の中に居る状態を表しているとされています。
中国では昔、太陰暦を採用しており、その太陰暦では「うるう月」というのがありました。
その「うるう月」の時は、王様は門から出ずに、政務を行わないという習わしがあったそうです。
そこでこの「閏」という漢字が生まれたようですね。
うるう年はなぜ2月なの?
私たちが今使っている暦は、古代ローマで使われていたものをもとにしています。
古代ローマでは、2月が1年の終わりだったからだそうです。
年の終わりに、調整のための日をつけ足したのかもしれないですね。
2月29日生まれの人は、4年に一度しか歳を取らない?
今の法律では、誕生日の次の日に1歳足すことになっています。
なので2月29日生まれの人は、3月1日に無事1つ年を取ることになりますね。
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